サプライチェーンの混乱について

こんにちわ。 代表内山です。

今回ブログは、表題の件についてです。

新聞やテレビにネット、様々なところで起こっているサプライチェーンの混乱。

我々も巻き込まれております。

我々が、販売している商品は、ひとつの製品をとっても、様々なパーツから構成されています。 ゴム部分や、樹脂部分、金属部分についても、鉄なのか、アルミなのか、鋳造なのか、削り出しなのか、これを一つの会社、一つの工場で生産しているわけではなく、各部分にそれぞれの工場があり、それらを集めて、組み立てる工場があって、我々の手元に届きます。 油漢パーツの場合は、コスト削減のため、そこから、最終工程を店舗で加えて、梱包し出荷します。

これらすべての工程のどれが欠けても、お客様へは販売できません。

商品を入れる袋が欠品しても同じ事です。

ゴム部品を作る工場には、ぼくらのわからない世界で、工程があり、材料があり、完成品があり、

もちろん、それらの工程のどれが欠けても次の工程にはいけません。

 

これらの全ての段階にずっと混乱が、起こっています。

起こり始めて、2年以上。 いまや、各工場、各会社が疲弊に疲弊を重ねている状況です。

 

納期が2回。3回と遅延。 それらを都度、各工程の先に、報告と謝罪。

いまや、都度報告しても、また遅延が予測されるので、遅延の連絡をしないことが常態化して、ある日、突然に完成品が届く状態になっています。

 

これに困っているのは、おそらく末端で、全工程で生じたシワがすべて寄せられる、小売店だと思います。

 

うちのような小さなお店でも、予定外に商品が届いたり、届かなかったりで、キャンセルされたり、待たせたりがしょっちゅうです。

 

信じてもらえるかはともかく、注文してから1年や2年かかって納品されたりしています。 もちろん、これらの商品は、発注の段階で納期は出ていません。

しかし、届いたころには、お客様には不要の物になっている場合が多く、不良在庫となっています。

 

逆の立場になれば、気持ちは痛いほどわかりますので、キャンセルはやめてくれ!とは言えません。

 

が、当然、訴えたいことがあっての発信です。

 

どうか、2~3週間の納期遅延、2~3回程度の納期遅延は、許容してください!

これは、うちだけの話ではなく、業界全体のパーツ納期について言えることだと思います。

 

そんなことあるか!と反感を抱いた方にもわかりやすく、背景を説明しますと、オートバイのパーツ業界は、とても規模が小さいため、中小企業がほとんどです。(業界内、旧東証1部上場企業は1社程度)

サプライチェーンが混乱している中、各工程で優先的に作業してもらえる大口とは成り得ないポジションであります。

 

どうか、バイクが好きでパーツをご注文なさっている皆様は、納期遅延や欠品について、いまひとつ寛容になっていただけませんでしょうか?

バイクが好きで改造しようとお考えなわけですから、業界衰退の片棒を担がないでください!!

 

只今、ボーナスシーズンで、注文もキャンセルも多く、疲弊しているUKspeedからのお願いでした。

 

 

胸中では、これを読んでくださっている方(層)ほど、既知の事実なんだけどもなぁー。と、やるせない気持ちでいっぱいでした。

 

おしまい。